相続した土地には埋められた産業廃棄物…撤去費用と売却についてのご相談
2023.04.06

今回は、亡くなられた親戚から閉鎖工場跡地を相続した男性からのご相談でした。

ご相談者様は、相続後初めてその土地の事を詳しく調べたそうですが、なんとその土地には「大量の産業廃棄物が埋められている可能性がある」と知り、大変驚いたそうです。
初めは状況をそこまで重く捉えていなかったそうですが、知り合いから「廃棄物の撤去費用は相当な金額になる場合がある」という話を聞き、次第に不安感をつのらせていったとのこと。
元々必要としていない土地だった事もあり「お金をかけて再利用するより、物件を売却してしまったた方が良いのでは」と考えるようになったそうです。

しかし、かなり特殊な状況だったため、近隣の不動産屋には取り扱いを断られてしまいます。
そこで、インターネットで色々と検索し、売却困難物件の相談を多数受けている当NPOにご相談いただいたとの事でした。

当NPOからは2種類の提携パートナー業者のご紹介しました。
まずは産業廃棄物処理を請け負っている業者に、廃棄物の状況確認と撤去費用の見積もりを依頼し、その後、土地の買取を行ってくれそうな不動産買取業者に査定を依頼するという流れをご提案。
ご相談者様にもご納得いただけたので、早速各パートナー業者に連絡を取り、対応を依頼しました。

後日、産業廃棄物の撤去は無事に完了し、処理にかかった費用は土地の売却資金で十分賄うことができたとの報告がありました。

再利用するために思わぬ障害が発生する物件は多々ございます。
困った事がありましたら、各分野の提携パートナーをご紹介可能な当NPOに、お気軽にご相談ください。

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